【管理栄養士が解説】高尿酸血症の食事療法ってカンタン!?

【管理栄養士が解説】 高尿酸血症の食事療法ってカンタン!?

高尿酸血症の食事療法について知りたい人向け。

当記事では、高尿酸血症の食事療法を勉強しようと思っている人に向けて高尿酸血症の食事療法とは何かを説明しているので、高尿酸血症の食事療法を勉強したい人や興味のある人はぜひご覧ください。

高尿酸血症とは

まずはじめに少しだけ高尿酸血症について説明します。

高尿酸血症とはプリン体の代謝異常により、血中の尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態を言います。遺伝的に発症する場合もありますが、食習慣などの生活環境が影響して発症することが多いです。高尿酸血症が持続すると、痛風になり関節炎等をきたします。症状は継続するわけではなく、無症状期と発症期を繰り返します。

高尿酸血症の食事療法

高尿酸血症の食事療法は、痛風の人にも効果が期待できます。

エネルギー

高尿酸血症の食事療法では、エネルギーの過剰摂取には注意しましょう。

エネルギー量の求め方

高尿酸血症は肥満が憎悪因子とされているため、エネルギーの摂取量が多い人や肥満の人は減量の意味も込めて摂取量を少なくする必要があります。

プリン体

高尿酸血症の食事療法では、プリン体の摂取は1日400mgを超えないようにしましょう。

尿酸はプリン体が代謝された時にできるものなのでプリン体の摂取は血清尿酸値の上昇につながってしまうからです。プリン体を多く含む食品には干物や内臓系、カツオやウニ、たらこなどが挙げられます。そのためこれらの食品はできるだけ控えましょう。

食塩

高尿酸血症の食事療法では、食塩の摂取は6g/日以下に抑えましょう。

高尿酸血症は高血圧を合併することが多いためです。

アルコール

高尿酸血症の食事療法では、アルコールの摂取は制限する必要があります。

アルコール飲料は、尿酸の産生を増加させ、尿酸の排泄を抑制すると考えられているからです。大体、日本酒1合、ビール1本、ウイスキー60ml程度です。

水分

高尿酸血症の食事療法では、水分は2000ml/日以上摂取することが望ましいです。

水分をたくさん摂取することによって、血中の尿酸飽和度を下げる効果があるからです。

果物

高尿酸血症の食事療法では、果糖の過剰摂取には気をつけましょう。

果糖の過剰摂取は血清尿酸値を上昇させ、痛風のリスクを高めます。そのため、果糖を含む甘味飲料や果物ジュースの摂取は控えましょう。

まとめ

高尿酸血症の食事療法では、血清尿酸値を上昇させる食品は避けることが大切になってきます。

また、高血圧や高TG血症などの合併症も起きやすいため、合併症予防のためにも適切な食事療法を行いましょう。

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