【管理栄養士が解説】高LDLコレステロール血症の食事療法ってカンタン!?

【管理栄養士が解説】 高LDLコレステロール血症の食事療法ってカンタン!?

高LDLコレステロール血症の食事療法について知りたい人向け。

当記事では、高LDLコレステロール血症の食事療法を勉強しようと思っている人に向けて高LDLコレステロール血症の食事療法とは何かを説明しているので、高LDLコレステロール血症の食事療法を勉強したい人や興味のある人はぜひご覧ください。

高LDLコレステロール血症とは

まずはじめに少しだけ高LDLコレステロール血症について少しだけ説明します。

高LDLコレステロール血症とは、LDLコレステロール値が140mg/dl以上の脂質異常症のうちのひとつをいいます。症状は眼瞼黄色腫や腱黄色腫などがあり、動脈硬化のリスクが非常に高まった状態です。

高LDLコレステロール血症の食事療法

高LDLコレステロール血症の食事療法は、脂質異常症の食事療法に+αしたものになります。そのため、ここでは高LDLコレステロール血症に注目した食事療法を説明します。

飽和脂肪酸

高LDLコレステロール血症の食事療法では、飽和脂肪酸の摂取は控えましょう。

飽和脂肪酸にはLDLコレステロール値を高める働きがあるからです。飽和脂肪酸は主に肉の脂身や内臓、皮、乳・乳製品に多く含まれているため、肉の摂りすぎや乳製品の摂りすぎには気をつけましょう。

トランス脂肪酸

高LDLコレステロール血症の食事療法では、トランス脂肪酸の摂取は控えましょう。

トランス脂肪酸の過剰摂取は動脈硬化のリスクを高めるためです。トランス脂肪酸はなじみのあるものではマーガリンに多く含まれるため、食パンなどに塗って食べている方は気をつけましょう。

コレステロール

高LDLコレステロール血症の食事療法では、コレステロールは200mg/日未満を目指しましょう。

コレステロールの過剰摂取はLDLコレステロール値の上昇につながります。コレステロールは肉、魚の内臓、魚卵や鶏卵、卵を使ったスイーツなどに多く含まれるため気をつけましょう。

食物繊維、植物ステロール

高LDLコレステロール血症の食事療法では、食物繊維と植物ステロールを積極的に摂取することが大切です。

食物繊維と植物ステロールは体内のコレステロールを吸着して体外に排出し、LDLコレステロール値を低下させる役割があります。主に、玄米や大豆製品、海藻、きのこ、野菜類に多く含まれるため、これらの食品は積極的に摂取するように心がけましょう。

まとめ

高LDLコレステロール血症の食事療法では

飽和脂肪酸

トランス脂肪酸

コレステロール

食物繊維

植物ステロール

の摂取量に気をつけましょう。

また、基本は脂質異常症の食事療法を行い、そこに+αして高LDLコレステロール血症の食事療法を行うようにしましょう。

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