管理栄養士養成施設に通っている人や管理栄養士という資格に興味のある人向け。
当記事では、管理栄養士資格取得のための実習を控えており不安になっている人や、実習がどんなものなのか想像がつかない人に向けて実際に実習に行った経験を生かしてお話しするので、不安な人や実習がどんなものなのか想像がつかない人は1つの体験談としてぜひご覧ください。
はじめに
私は管理栄養士養成施設に在学している間に、特別養護老人ホーム、病院、保健所の計3つの実習に行きました。
どの実習も非常に学びの多い実習となり、結論からいうと辛くはなかったです。
この記事では特別養護老人ホームに実習に行かせていただいた時のことをまとめました。
実習期間
実習期間は5日間でした。
実習内容
実習内容は
・厨房作業
・入居者様の食事観察
・入居者様へのおやつ提供
が主でした。
厨房作業
私の行かせていただいた特別養護老人ホームは厨房作業を委託していたため、厨房作業の時は委託会社の管理栄養士さんにお世話になりました。
厨房作業内では、
・食材の計量
・保存食のとりわけ
・盛り付け、配膳
・食器洗浄
を主に行いました。
厨房作業をするうえで勉強しておいたほうがいいことは、厨房内での衛生面のことです。また保存食をとる機会があれば「何gをどのくらいの期間保存しておくか」と質問される可能性があるのでしっかり押さえておきましょう。
厨房作業をする上での心構えは、指示されたことを速やかに行い、何をしたら良いのかわからなければすぐに聞くことが大切でした。また、わからないことや不安なことがあった場合、自分の判断で行わずに聞くことも大切でした。
入居者様の食事観察
入居者様が食事を食べられている様子を実習先の管理栄養士さんと見学に行きました。
食事の様子を観察すると同時に、介護士さんの食事介助の様子も見学しました。
事前に、摂食・嚥下について学習しておくことで理解も深まり、積極的な質問をすることができました。
入居者様へのおやつ提供
実習前に自分たちで考案したおやつを提供しました。
実習先の管理栄養士さんと打ち合わせをし、試作を重ねて完成しました。
試作の時とは違う調理場で行うため何が起こるかわからないので、基本の作り方は頭に入れておき臨機応変に対応できるようにしておくことが求められました。
入居者様の摂食・嚥下状態や嗜好を考慮した上でのおやつ作りは大変ではありましたが、とてもやりがいを感じるものになりました。
その他
その他には、補助食品の試食やお茶や牛乳のとろみづけ、入所者様の栄養管理をしているところの見学などをさせていただきました。
まとめ
特別養護老人ホームでの実習は厨房作業、食事観察、おやつ提供が主でした。しかし、実習先によって実習内容は変わるのでこの記事は1つの体験談にすぎません。
そこで、実習を体験した私からのアドバイスです。
すべての実習でいえることですが、事前学習と、積極的な質問、明るい挨拶が実習を上手く乗り越えるポイントです。
緊張する気持ちもとても分かりますが、実習前にできることを怠らないことが少し緊張を和らげるコツです。
不安や緊張があるとは思いますが、実習頑張ってください。
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